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「タキキニン」卵細胞にも関係 京大のグループら突き止める

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京都新聞より
体内で刺された痛みや熱さなどの外的刺激を脳に伝えているタキキニンが卵巣の中で卵細胞の成長にも関係していることを、サントリー生物有機科学研究所(大阪府島本町)の佐竹炎研究員と京都大理学研究科の佐藤矩行教授のグループがホヤの実験で突き止め、米内分泌学会誌「エンドクリノロジー」で3日までに発表した。

 タキキニンは、神経細胞で神経伝達物質として働くほか、血流などを通じた神経興奮や血管拡張などの指令に機能している。卵細胞にもタキキニンと結びつく受容体があるが、何をしているのか分かっていない。

 ホヤは、ほ乳類などとの共通祖先から近いため遺伝情報の共通点も多く、モデル生物として注目されている。ほ乳類に比べて卵細胞の成長を観察しやすいため、今回の実験に用いた。
 成長段階の卵細胞を卵巣から取り出し、タキキニンを投与しないとすべての細胞が成長を止めたが、投与することで半分の細胞が成長を続けた。人でも卵細胞の成長にかかわっている可能性があるといい、佐竹研究員は「タキキニンを用いて研究されている鎮痛薬や消炎剤が卵巣に及ぼす副作用の評価や、不妊治療の薬剤の開発が期待できる」と話している。

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