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2008年08月

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地球温暖化の影響で広がる5つの病気

WHO(世界保健機構)によると、地球温暖化の影響をうけて、熱帯特有だった病気が温帯地方へと広がっているそうです。これは、気温や湿度の上昇によって菌の媒体となる昆虫やげっ歯類(ネズミなど)の生息範囲が広がるためだそうです。

現在は熱帯地方独特の病気で我々には無縁だと思われているものも、やがて身近な病気になっていくのかもしれません。
GIGAZINEより引用

1.マラリアAnopheles_stephensi.jpeg
マラリアマラリア原虫をハマダラカが媒介することによって広がります。マラリアが春に流行するのを防ぐためには、その前の冬の気温が16度以下に下がっていなければなりません。国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、気温上昇によって世界人口の65%(今より20%多い)が伝染の危険にさらされるだろうと考えています。抗マラリア剤・クロロキニーネへの耐性が増したというのも怖いところで、テキサスやニュージャージー、ニューヨークではマラリアの被害者が出ています。

一方で、今の日本の住宅環境やインフラストラクチャーでは仮に地球温暖化が進んでもマラリアが流行するとは思えないとする意見も出ています。

2.デング熱tp0425-1b.gif
東南アジア、インド、中米、南太平洋など熱帯地域に広く分布しているデング熱は、デングウイルスに感染したヒトスジシマカなどによって広まります。蚊の生息範囲は幼虫と卵があまり寒いと凍結して死んでしまうことから、今は熱帯・亜熱帯に限られています。しかし、EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)や農務省の研究によると、若干の気温上昇だけでデング熱は温帯地方へも侵入してくると考えられています。蚊はシカゴと同じぐらい北にあるオランダや、アンデスの高地へと生息範囲を広げています。

3.脳炎e3711abf6b514b21d87098f805ae5666.jpg

セントルイス脳炎、日本脳炎など脳炎は節足動物が媒介する病気で、ニューヨークでは1999年の夏に記録的な猛暑と乾燥があってセントルイス脳炎とウエストナイル熱の両方が流行しました。干ばつが起こると水の流れない水たまりができてしまい、そこでは蚊を捕食する蛙は増えないのに蚊だけが大量発生するという状況が起こります。地球温暖化では、この種の水たまりが多くできる大雨と干ばつの繰り返しがしばしば生じると考えられています。

4.腺ペスト250px-Yersinia_pestis.jpg

腺ペストは、まずペストに感染したネズミからノミが吸血して、そのノミに刺されることで感染するペストの中ではよく見られる形です。米国科学アカデミー紀要に掲載された研究によると、地球温暖化は「黒死病」の発生を促進すると報告されています。春に気温が1度上がると、バクテリアの流行は50%増加すると考えられます。「American Journal of Tropical Medicine and Hygiene」によると、ニューメキシコで冬から春にかけて例年より湿度が高かった際にペストの症例が60%増加したそうです。

5.コレラ180px-Cholera_bacteria_SEM.jpg
コレラコレラ菌に汚染された食物や水を摂取することで感染する病気。WHOではコレラの蔓延を海面温度の上昇、海面の上昇、エルニーニョと結びつけて考えています。コレラを持つ動物プランクトンは暖かい水温で増殖します。

この病気に対して、我々ができる対策としては以下のようなものがあります。
コレラや黄熱病の流行する地域へ行く際は予防注射を受ける
・長袖長ズボンを着用して、蚊やダニに刺されないように注意する

多くの病気の徴候はインフルエンザに似ていて、診察に慣れていない医者は誤った診察を行うことがあるため、自分でも十分に注意しておくことが必要になってきます。くれぐれも海外旅行の際には気をつけて下さい。
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クロロフィルd:海や湖に幅広く 赤外線で光合成、海洋機構・京大発見

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毎日.jpより
赤外線で光合成を行う葉緑素「クロロフィルd」が海や湖の堆積(たいせき)物(泥)に幅広く含まれることを、海洋研究開発機構と京都大の研究チームが発見した。クロロフィルdはわずかしかないと考えられてきたため、地球表層の光エネルギー利用の常識を覆す結果だという。

 研究チームはベーリング海、東京湾、琵琶湖、南極の塩湖など9水域で、海中の藻類やプランクトンの死骸(しがい)が含まれる底の泥を採取し分析したところ、すべての水域の泥からクロロフィルdが検出された。


このクロロフィルというのは、植物の葉や藻類などが持っていて、光合成の際、光エネルギーを吸収する役割を果たす。
aからdまでの4種類があり、dは1996年、ホヤに共生するシアノバクテリアの一種から初めて見つかった。しかし、限られた海域にしかないとされてきたので今回の発見は常識を覆す結果になったそうです。
【画像提供】東京大学HP

iPS細胞でネズミの膵臓作製に成功…東大医科学研

受精卵 iPS ES
yahooニュースより
新型万能細胞(iPS細胞)を利用して、マウスの体内で膵臓(すいぞう)を作製することに、東京大医科学研究所の中内啓光教授らが成功した。

 研究が進んで、糖尿病患者のiPS細胞を作製し、動物の体内で膵臓を作らせることができれば、移植医療に使える可能性もある。

 実験では、膵臓の形成に必要な遺伝子を持たないマウスを使った。膵臓が欠損したこのマウスの受精卵を数日間培養。胚盤胞まで育った段階で、正常な遺伝子を持つマウスから作ったiPS細胞を注入した。その後、胚盤胞を代理母の子宮に移植し、誕生したマウスを調べたところ、膵臓が出来ていた。

 膵臓には、インスリンを分泌するベータ細胞も含まれ、血糖値を正常に保つ機能があることを確認した。注入したiPS細胞が、欠損するはずだった膵臓を補完したとみられる。

 研究チームは、別の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)を使い、マウスの膵臓や腎臓を作ることにも成功している。今後、サルやブタで人間の臓器が作製できるか確かめる計画だ。

 動物の体内で移植用の臓器を作製する試みは、難病患者に福音となる可能性がある一方、未知の感染症に侵される恐れも指摘されている。


再生医療に関してマウスでの成功例が慶応大学からも届いてます。よかったらお読みください。

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木質バイオエタノール 森林総研、北秋田に実証施設

河北新報社よりサトウキビ バイオエタノール 燃料
独立行政法人森林総合研究所(茨城県つくば市)は29日、秋田杉の間伐材などを原料とした木質バイオエタノールの製造施設を北秋田市内に建設し、秋田県立大や東大、早大などと共同で、バイオエタノール燃料の製造実証事業に取り組むと発表した。

 同市坊沢の市有地に、森林総研が約7億円をかけて、本年度内に製造プラントを建設する。バイオエタノール製造の効率化を目指し、2012年度まで、大学と連携しながら技術試験や製造施設の改良を進める。

 原料は、地元林業者から秋田杉の間伐材などを買い取って確保する。木材チップに水酸化ナトリウム水溶液を加えて煮沸する「アルカリ蒸解・酵素法」によってエタノールを抽出。原材料1トン当たり250リットルのバイオエタノール生産と、1リットル当たり100円の生産コストの実現を目指す。

 実証事業が終了する13年度以降、北秋田市は同施設を活用した木質バイオ燃料事業の展開を目指したい考え。市産業部は「地域の林業振興も期待できる事業。施設が将来、県北部の木材化学産業の拠点となるように、関係機関と連携を深めたい」と説明している。

 事業は、林野庁の森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業の一環。北秋田市は、施設の活用策も視野に入れたバイオマスタウン構想の策定も予定している。


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マウスES細胞、神経細胞作り分け 慶大グループが培養法

NIKKEI NETより
 慶応大の岡野栄之教授らの研究グループは、マウスの「胚(はい)性幹細胞」(ES細胞)から、様々な種類の神経細胞を作り分ける培養法を開発した。この神経細胞をマウスに移植したところ、神経が正常に働いた。人間のES細胞や新型万能細胞(iPS細胞)にも応用できる見通しで、病気や事故などで傷ついた神経の移植治療への応用が期待される。

 29日付の米科学誌ステム・セルズ(電子版)に掲載された。

 開発した培養法では、ES細胞にレチノイン酸やたんぱく質などを入れ、8種類の神経に作り分けた。低濃度のレチノイン酸を使うと、目や顔、のどなどの筋肉を支配する神経になる神経幹細胞になった。また高濃度のレチノイン酸を混ぜると、最終的に手を動かす神経細胞になった。

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浜松医大で高校生“キャンプ” 先進科学の世界堪能

静岡新聞よりd20080829185136T290070010300809.jpg
高校生対象の先進的科学技術体験合宿「サイエンスキャンプ」(科学技術振興機構主催)が30日まで、浜松市東区の浜松医科大で開かれている。全国各地から集まった高校生12人が2泊3日で大学に泊まり込み、学生や研究者の助言を受けながら先進科学に触れている。
 サイエンスキャンプは夏休み中に全国各地の大学で開かれている。浜松医科大では初の開催で、「生物が見る世界」をテーマに、生徒が大学生や研究スタッフ12人とともに実習に取り組んだ。
 初日は生物学専攻の針山孝彦教授から目の仕組みについて解説を受けた後、夜遅くまで実験ノートの作成法を大学生から学んだ。2日目はトノサマガエルを使って目の網膜や視細胞を顕微鏡や電極を使って観察した。
 福井県立武生東高3年の吉村英翔さん(16)は「高校教科書を読んだだけでは分からないことも実習を通じて学べた」と喜んだ。

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理化学研究所、 生命に危機が迫ると機能する、高度好熱菌の新規転写因子を発見

Biotechnology Japanより
 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、85℃という高温で生育し、進化の起源に近いと考えられる高度好熱菌サーマス・サーモフィラス HB8株(T. thermophilus HB8)※1を「原子分解能で細胞全体の生命現象を理解するためのモデル生物」として利用し、新規転写因子「SdrP(Stationary-phase Dependent Regulatory Protein)」を発見しました。この転写因子は、増殖の定常期に発現量が増加し、飢餓や酸化ストレスなどに対抗するための14個の遺伝子の発現を制御していました。これは、理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)放射光システム生物学研究グループ(倉光成紀グループディレクター)の上利佳弘リサーチアソシエイト、新海暁男チームリーダーらが「高度好熱菌丸ごと一匹プロジェクト※2」で行った研究成果です。

プレスリリースはこちら

西洋人は目を見、東洋人は鼻を見る:顔の認識方法、研究報告

Wired Visionより2008082821-1.png
赤は西洋人(Western Caucasian)、青は東アジアの人の視線の「停留」傾向

西洋人はまず最初に目を見て、次に口元を見るのに対し、東アジア人は、顔の中心部分に視線を止める。

このような研究結果が、英国グラスゴー大学の心理学者らによって発表された。彼らは、観察者が人の顔の画像を見る際の目の動きを調査した。

これらの現象はは、文化的な影響を反映している可能性があり、西洋社会の個人主義が「部分、部分を細やかにみる」というアプローチに現れており、対するアジア社会の集団主義が「顔の中心部(鼻)をみて情報を全体的にとらえる」という儀礼的な見方をするというところに現れているそうです。

普段何気なくみていることですが、私の場合確かに、鼻の周辺でした。
アイコンタクトはアジア圏では無礼とされているので、そのような文化の違いが視線に現れているというのは興味深く思いました。

【関連記事】
松下電器、DNA配列から個人の体質を電気的に識別する技術を開発
認識関連として紹介させてもらいます。

ヒトは何歳まで生きられる?

Natureよりヒトの寿命に関するおもしろい記事がありました。

酵母や線虫、マウスなどを使った実験から、寿命には可塑性があり、遺伝子操作や薬剤、栄養の調整によって伸縮可能であるという考え方が有力になってきている。そこで大きな問題となるのは、こういう結果をどうすればヒトに当てはめることができるのか、また、そもそも当てはめることが可能かどうかである。ヒトの寿命の制限要因に関して現在わかっていることについて、J VijgとJ CampisiがReviewで論じている。彼らの結論は、ヒトの老化と自然死を何十年も先延ばしすることの実現可能性を判断するのは時期尚早だというものだ。また、ヒトの健康増進と長命化を可能にする統合的戦略を進めようとするにあたり(p.1067のBox 1参照)、今後の研究で答えを出す必要がある問題についても概説している。

【関連リンク】
要約
全文

ホスホグリセリン酸キナ-ゼ遺伝子プロモ-タ-

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バイオの故里さん経由ですが、
出願番号 : 特許出願平3-284117 出願日 : 1991年10月4日
公開番号 : 特許公開平5-95787 公開日 : 1993年4月20日
出願人 : 株式会社醸造資源研究所 外1名 発明者 : 小 川 雅 裕 外4名

発明の名称 : ホスホグリセリン酸キナ-ゼ遺伝子プロモ-タ-、 同タ-ミネ-タ-または/及びこれらからなる 遺伝子発現用ユニツト、並びに、ホスホグリセリ ン酸キナ-ゼのゲノム遺伝子及びcDNA遺伝子

【構成】 本発明は、アスペルギルス・オリゼー由来のホスホグリセリン酸キナーゼ遺伝子プロモーター、同ターミネーターまたは/及びこれらからなる遺伝子発現用ユニット、並びに、ホスホグリセリン酸キナーゼのゲノム遺伝子及びcDNA遺伝子に関するものである。
【効果】 該キナーゼの大量生産が可能となるだけでなく、特に該発現用ユニットを利用することによって各種有用物質を遺伝子工学により効率的に生産することができる。

画像は東京医科歯科大HPより。

酵母の硫化水素生成を抑制する遺伝子とこの遺伝子を導入した醸造用酵母

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バイオの故里さん経由ですが、
出願番号 : 特許出願平3-63710 出願日 : 1991年3月6日
公開番号 : 特許公開平5-192155 公開日 : 1993年8月3日
出願人 : アサヒビール株式会社 発明者 : 手塚 秀敏 外2名

発明の名称 : 酵母の硫化水素生成を抑制する遺伝子とこの遺伝子を導入した醸造用酵母

【構成】酵母の硫化水素生成を抑制し、特定の塩基配列を有する遺伝子(NHS5)。その遺伝子の特定のアミノ酸配列を持つタンパク質。その遺伝子を導入したサッカロマイセス属の醸造用酵母。および、前記タンパク質を酵母内で発現させる塩基配列をもつDNAを導入し、硫化水素生成量を減少させたサッカロマイセス属の醸造用酵母。
【効果】 酵母の硫化水素生成を抑制し実用的にビールを製造できる遺伝子が得られるので、この遺伝子を導入した酵母を使用することによって、酵母の醸造特性を変えることなく硫化生成能を抑制したビールを短期間に製造することができる。

この硫化水素を抑制したい理由というのは不快な臭いを持ち、ビールのオフフレーバー(不快、好ましくない香りや味)の原因となるためだそうです。

【関連記事】
泡盛製造に用いる黒麹菌のドラフトゲノム解読が完了

1型糖尿病の関連遺伝子が判明

BioTodayより
1型糖尿病モデルマウス(NODマウス)の研究から、膵臓を攻撃する直前のCD4+ T細胞ではインターフェロンα(IFN-α)によって誘導される遺伝子群がアップレギュレートされるとわかったそうです。

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明治大学がワークショップを開くそうです。

明治大学・科学技術研究所では、9/8(月)に学部学生、大学院生、研究者を
対象としたワークショップ「大規模オミックス・データの利用と展望」を開催します。

【プログラム(予定)】
ワークショップ「大規模オミックス・データの利用と展望」
日程:2008年9月8日(月) 
場所:明治大学・生田キャンパス・中央校舎メディアホール
   http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/ikuta/campus.html

10:30 はじめに
10:40-11:20 矢野健太郎(明治大農), 清水顕史(滋賀県大環境科学)
 「オミックス・データベースとトランスクリプトーム解析手法」
11:20-12:00 中村保一、岡本忍、藤澤貴智、中尾光輝(かずさDNA研究所)
 「ゲノム塩基配列を基盤としたライフサイエンス研究情報統合環境」
<休憩>
13:00-13:40 伊藤剛 (農業生物資源研究所)
 「イネゲノムのアノテーションと配列比較解析から何が見えるか?」
13:40-14:20 林武司 (農業生物資源研究所)
 「ゲノムワイドの多型情報を用いた形質マッピング」
<休憩>
14:30-15:10 柴博史(奈良先端科学技術大学院大学)
 「シロイヌナズナゲノムタイリングアレイを用いたメチローム・トランスクリ
プトーム統合解析」
15:10-15:50 西田洋巳(東大院・農生科)・板谷光泰(慶応大・環境情報、先
端生命)」
 「シアノバチルスのトランスクリプトーム解析」
<休憩>
16:00-16:40 小田吉哉(エーザイ株式会社) 
「プロテオミクスとメタボロミクスで創薬にどこまで貢献できるか」
16:40-17:00 総合討論
(敬称略)

17:20- 懇親会

追記では参加の申し込みについて書いてあります。

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米研究者、肥満とやせを決定する「脂肪スイッチ」を発見

中国国際放送局 日本語部経由ですが、ドイツメディアの報道によると、
アメリカの研究者が、脂肪組織のタイプを決める「スイッチ」を発見したということです。人間の肥満とやせを決定するもので、この「スイッチ」をコントロールすれば、ダイエットのための食事制限は必要なくなります。
 アメリカの研究者は、哺乳動物に異なるタイプの脂肪細胞があり、その源は異なり、体内で担っている働きも異なることを発見。褐色脂肪細胞は人体が摂取したり蓄積したりした脂肪を燃焼させ、一方、白色脂肪細胞は脂肪の蓄積を担当しています。
 研究チームの成果について、スウェーデンのストックホルム大学の研究者は「褐色脂肪は白色脂肪の変化体というよりも、脂肪を蓄えた筋肉細胞である。褐色脂肪細胞の形成過程を研究すれば、肥満患者を治療できる方法を見出す可能性がある」と話しています。  

イネが低温、高温、塩害、乾燥でも発芽を向上させる遺伝子発見

独立行政法人 農業生物資源研究所のプレスリリースより
ホクレン農業協同組合連合会は、独立行政法人農業生物資源研究所と共同で、世界で初めて、低温条件下で発芽を向上させる遺伝子イネに存在することを発見しました。この遺伝子(qLTG3-1)について詳しく調べた結果、低温だけではなく、塩害、乾燥、高温といったストレス条件においても、発芽を向上させる機能があることがわかりました。

特定の遺伝子型を有する授乳中のコデイン服用女性の幼児は中枢神経系抑制のリスクが高い

BioTodayより
授乳中の多くの女性が産後の痛みに対してコデインを服用しています。その幼児は中枢神経系抑制のリスクが高いそうです。
このコデインはCYP2D6によって体内でモルヒネに代謝変換されるそうです。

高血圧は1型糖尿病における網膜症早期発現に関連

BioTodayより
1型糖尿病小児1869人のプロスペクティブコホート試験の結果、収縮期血圧や拡張期血圧が高いことは糖コントロール・糖尿病の罹病期間・アルブミン排泄とは独立して糖尿病性網膜症の早期発現に関連しているとわかったそうです。

【関連記事】
一般人口において総尿中ヒ素量と2型糖尿病の有病率が正に関連する



大阪府、バイオ振興に熱気、大阪バイオ応援団発足、9月8日には大阪バイオ戦略発表へ

大阪府がいまバイオで熱いようです。
Biotechnology Japanより
「今までとにかく大阪府の財政再建を目指し、予算をとにかく詰めて詰めて詰めてきた。やっと借金にめどが立ったので、9月からは大阪府全体の成長と再生を目指し、攻めに転じたい。バイオ振興もその一手だ。大阪だけでなく、関西州も見据え、関西全体でバイオを盛り上げる施策を考えたい」と、橋下徹大阪府知事が、2008年8月26日、大阪府庁で開催された大阪バイオ応援団の初会合で口火を切った。

バイオが好きな私からみたら、うれしんですが、府民のためにまず借金返していただきたいです。

哺乳類の「第六感」 独とチェコのチームが報告

 asahi.comより
牛や鹿などのほ乳類の第六感は地磁気を感じる力だそうです。
これは、ドイツとチェコのチームの調査で明らかになったもので、草をはんだり休んだりしているとき、体は方位磁石の針のように、おおむね地磁気の南北を向いていたそうです。

 研究方法がユニークでおもしろいなぁと思ったんですが、ネット上で無料公開されている衛星写真「グーグル・アース」で、欧州、アフリカ、アジア、南・北アメリカ、オーストラリアの計308の牧場を調べ、草をはんだり休んだりしている計8510頭の牛を選び出し、体の向きを調べたら、多くの牛が地磁気の南北を向いていたというものでした。

 チェコ国内で野生のシカ計2974頭の生態や雪に残った「寝床」の跡を調べた結果も、同様で、シカの場合、大半が頭を地磁気の北極(磁北極)に向けていた。

 ただこの「ウシやシカが体を同じ方角に向ける」ことは以前から知られていたが、風や太陽の向きの影響だと考えられていた。地磁気を感じる力は、渡り鳥やサケなどが身につけて移動に使っているが、哺乳類ではネズミの仲間やコウモリなどで報告があるだけだった。

 人間も、座る向きが南北と東西とでは、脳波が明らかに異なるとありました。

BioCamp2008 Japan、23人のバイオ研究者などを六本木に集め、第4回目のキャンプ行われた、目玉はグリベックの開発者、Alex Matter氏の講演

ノバルティスが支援する人材発掘プログラム、BioCamp2008 Japanが、2008年8月29日から31日まで、六本木アカデミーヒルズで始まった。

  BTJなどを通じて募集、書類選考を勝ち抜いた21人が参加した。最初の標的医薬であるグリベックを開発したシンガポールNovatis Insitute for Toropical Diseases所長、Alex Matter氏(写真手前左、同氏のインタビューは来週、BTJに掲載する)、バイオフロンティアパートナーズの大滝義博社長など国内外から招聘した講師の講演に加えて、4つのチームに分かれて、バイオベンチャー創業のプランを作成するワークショップに参加する。バイオテクノロジーの勉強だけでなく、それをいかに事業化するかという、大学では得られない教育機会を提供する。

 今回は国籍を問わなかったため、6人の日本在住の海外の大学院生が参加、昨夜のレセプションから始まったワークショップでは主に英語で討論が行われたなど、今までのBioCampの国内大会に比べ、国際色をより強めている。最終日には、ワークショップを通じて、リーダーシップを示した2人の優秀者を選考、今年10月に香港で開催されるInternational BioCampに派遣する。世界20カ国以上から選考された若者達と、ベンチャー創業のビジネスプランを競う国際的な試練に挑戦する権利を与えられる。

 昨夜のレセプションで見る限り、今年こそ、世界大会で栄誉を得る我が国の若者が出そうな気配を感じている。

菱化システム後藤純一執行役員、それでもビジネスになるバイオインフォマティクス

ryokagoto0808.gif  6、7年前、バイオインフォマティクスのブームがあった。海外ではドイツLION bioscience社などベンチャー企業が投資を集め、多くの人がこの分野に期待した。今、当時の楽観的な予想-2010年にはバイオインフォマティクスの世界市場は10兆円、といった類のもの-は実現していない。だが、それでもバイオインフォマティクスは事業として成り立つ、と菱化システム科学技術システム事業部長兼計算科学部長の後藤純一執行役員は語る。

【引用元】Biotechnology Japan

当初、バイオインフォマティクス分野というのは当初2010年には世界で10兆円規模の市場となる予想がされていたわけですが、2008年現在、2兆円という規模に足止まりしています。
しかしこのように関係者は楽観的にみているようですね。

文部科学省 理工系大学出身者を小中学教員に養成 09年度から

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文部科学省は28日までに、09年度から理工系大学の学部・大学院生を、小中学校の理数教育の中核となる教員に育てる「コア・サイエンス・ティーチャー養成拠点構築」事業を始める方針を決め、来年度予算の概算要求に9億3000万円を盛り込んだ。

 理科離れと教員の相関性に関して、文部科学省の基盤政策課は「小学校の教員に文系出身者が多く、苦手意識から理数科の授業が魅力的になりにくい」と分析している。

 育成するのは、理科離れを起こしやすいと言われる小学校高学年から中学生を指導する理科担当教員。

 1大学・大学院当たり年間10人から20人の学生や現役の教員を対象とし、全国で十数校、合計約200人を育てることを想定している。

神経芽腫はALK遺伝子の変異が主因

日経メディカルオンラインより 
小児固形腫瘍の1つである神経芽腫は、受容体型チロシンキナーゼALK遺伝子の突然変異によって起こることが、家族性神経芽腫の患者を対象にした研究で明らかになった。また非遺伝性の神経芽腫においても、ALK遺伝子の突然変異が確認された。米Children's Hospital of PhiladelphiaのYael P. Mosse氏らが、Nature誌8月24日号電子版に発表した。


 研究グループは、リンパ腫や肺癌でもALK遺伝子の変異を確認している。これら3つの悪性腫瘍において、ALKは癌遺伝子であり、その突然変異によって、癌化のシグナルがオンになると考えられている。すでにALK阻害薬を使った臨床試験がリンパ腫や肺癌において行われているが、同研究グループは、小児ハイリスク神経芽腫を対象としたALK阻害薬の臨床試験を計画中であるという。


 神経芽腫小児固形腫瘍の中で最も頻度が高く、発生数は小児の悪性腫瘍のおよそ7%、死亡数としては15%を占める。米国における発生頻度は年間600人といわれている。

第2のiPS細胞探せ、ハイリスク研究に文科省振興策

asahi.comより
成功の可能性は低くてもうまくいけば大きな成果が得られる「ハイリスク研究」を盛んにするため、文部科学省は、研究費助成の審査で採用されなかった提案を、もう一度別の審査員が選び直す「敗者復活」方式を来年度から導入する方針だ。現行の審査方式の枠を超え、人の新型万能細胞(iPS細胞)作りのような革新的な研究を掘り起こすのが狙い。

 研究費助成の審査では、見込める成果が重視されがちで、野心的な研究が選ばれにくくなっているとの指摘がある。このため、文科省は今年度からハイリスク研究を選ぶ資金枠を新設した。だが、米国や中国は法律で推進を定めるなど力を入れており、政府の総合科学技術会議はさらに「大挑戦枠」を強化するよう各省庁に求めている。

 野心的、挑戦的提案を募っても、審査員の評価がそろうものを選ぶ限り、どうしても無難なものが勝ち残りがち。かといって、ある審査員が独断と偏見で選べば、ほかの研究者から不平不満が出る。

 そこで出てきたのが敗者復活方式。まずは1件1千万円程度の個人研究への助成に導入し、20件程度採用する考えだ。文科省は「一度落ちるのが前提なので、提案側も審査側も『多少、異端でも構わない』と思い切りがよくなるはず」と期待を込める。

バイオエタノールに勝るエコ燃料! “牛糞ガス”が地球を救う?

最近バイオ燃料に関するニュースを多く配信していますが、牛の糞や下水の汚泥を原料としたバイオ燃料もあるそうです。
こうした有機性の廃棄物を発酵させると天然ガスとほぼ同じ成分のメタンガスができ、「バイオガス」と呼ばれていて、スウェーデンなどではすでに、新エネルギーとしてバイオエタノール以上の広がりをみせているそうです。
利点としてはサトウキビやトウモロコシを使用するバイオエタノールとは異なり、穀物価格の高騰をまねく心配がなく、さらに二酸化炭素の21倍もの温暖化効果があるメタンガスの排出を削減できるということですが欠点としては、エネルギー効率が低いところだそうです。
こうした技術はどうしても採算が合わなかったり、効率が低かったりするのですが、化石燃料は将来必ずなくなってしまうので、なんとか技術革新が進んでもらいたいところです。


【引用元】DIAMOND ONLINE
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ゴルフ場の芝からバイオエタノール
2025年時点で一次エネルギーの5%をバイオマスに、石油依存度を20%に減らしたいインドネシア政府が国家目標

インスリン作る細胞再生 米教授、マウスの膵臓に遺伝子

膵臓(すいぞう)でインスリンをつくっているベータ細胞を再生することに、米ハーバード大のダグラス・メルトン教授のチームがマウスで成功したそうです。

このベータ細胞というのはインスリンを出す細胞なので、血糖値を下げる効果を持っています。この細胞が働かなくなると、1型糖尿病になります。そして実際、記事内でも血糖値が半分以下になったとの記述がありました。発見の方法が興味深く「細胞に複数の遺伝子を入れることで別の細胞に変えてしまう」というiPS細胞をつくった京都大学の山中伸弥教授と同じ手法でした。
iPS細胞からベータ細胞づくりを目指す研究は世界で盛んだそうですが、今回メルトン教授らは膵臓の細胞の大半を占める外分泌細胞から直接、ベータ細胞をつくったというのも特徴です。

詳細は引用元のasahi.comへ。

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生物工学会、トヨタとキリン、高効率に乳酸生産する遺伝子組み換え酵母を開発

Biotechnology Japanよりseibutukougakkai.gif

トヨタ自動車バイオ・緑化事業部とキリンホールディングスのフロンティア技術研究所の研究グループは、キャンディダ・ボイディニ酵母(Candida boidiniiを宿主に、高効率に乳酸を生産する遺伝子組み換え酵母を開発した。研究成果は、2008年8月27日から宮城県仙台市の東北学院大学で開かれている第60回日本生物工学会大会で発表された(写真)。

化学物質を効率的に生産できる微生物というのはいろいろとあるので
遺伝子組み換え食品ほど浸透していないわけでないみたいです。

【関連記事】遺伝子組み換え大豆で攻勢=米社幹部

【関連リンク】エタノールの生産性を高める遺伝子組み換え酵母菌

日本生殖再生医学会、ヒトiPS細胞から生殖細胞作る研究についての提言を09年1月にも発表予定

受精卵 iPS ES
日本生殖再生医学会は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)研究に関する倫理委員会を2008年8月に既に設置し、09年1月初旬にもヒトiPS細胞研究に関する提言をする。国がiPS細胞研究の規制を定める前に学会としての意見を出す。08年8月26日に開催された文部科学省科学技術・学術審議会生命倫理・安全部会特定胚およびヒトES細胞等研究専門委員会で、滋賀医科大学動物生命科学研究センターの鳥居隆三教授が明らかにした。

やっぱり最近のiPS細胞について技術だけが進んでいることに待ったをかけるようですね。
ただ1月初旬ではどうなの?って思います。

【引用元】Biotechnology Japan

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万能細胞による再生医療に役立つデータベース公開 阪大

2025年時点で一次エネルギーの5%をバイオマスに、石油依存度を20%に減らしたいインドネシア政府が国家目標

Biotechnology Japanより
和光大学のBambang Rudyanto教授(経済経営学部)は2008年8月24日、東京・広尾のJICA地球ひろばで開かれたセミナー(主催:特定非営利法人APEX)で「インドネシアのバイオ燃料事情~石油からバイオ燃料への転換~」について講演した。インドネシア政府はここにきてバイオ燃料の開発に力を入れ始めており、一次エネルギーに占めるバイオマスの割合を2025年に5%まで引き上げる数値目標を設定。パーム油を中心としたプロジェクトが徐々に立ち上がりつつある現状を明らかにした。

アメリカではバイオ燃料を推進、イギリスは推進するも民間企業から反対
各国の対応がそれぞれわかりますね。肝心の日本は政府としての情報が出てこないのが世界から遅れる原因の一つなんじゃないでしょうか。

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ゴルフ場の芝からバイオエタノール

満腹感が持続する特別な麺を北朝鮮の科学者が開発

北朝鮮 金
BioToday経由ですが、朝鮮日報(Choson Shinbo)によると、トウモロコシと大豆でできた腹持ちのよい新しいタイプの麺を北朝鮮の科学者が開発したそうです。

貧困で飢餓に苦しんでいるなどとニュースなので出ていますが、その解決策としての技術なら これは少し違うと思います。

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